外壁調査・配管調査
建物は、風雨、光、熱等の自然環境要因や、人的使用状況などにより、経年とともに材料の強度や性能に老朽化・劣化が顕れます。そこで、外壁の修繕工事の基礎資料や現状把握の為に、外壁調査を行います
また、設備配管の寿命は用途や管種によりさまざまですが、建物にとって漏水事故など配管の劣化は重大な問題です。そこで新開発の配管ロボットによる調査を用い、劣化状況の把握や残寿命を推定します。
配管調査
配管調査ロボット配管くん(特許出願中)
建物の図面がない、図面はあっても配管の長さ、形状が異なるケースや壁や床を剥がしたところ配管がないということがあります。配管の位置や長さや、劣化具合など、「配管くん」が解決します。
自走(操作)式ロボットにより配管の中を走行し、配管内部の動画・静止画を撮影。同時に3D配管図に落とし込み、AR(拡張現実)により実画像と重ね合わせできます。積算見積りにも対応し、動画・画像や図面はクラウド上に保管されます。
Φ100以上の土間管(排水管) 電源AC100V 防水(少雨水可)
(意匠及び仕様は異なる場合がございます)
土管間曲がりと上下垂直の探査可能な世界初※のロボット※2019/12/1現在調べ
土間管の曲がりもOK
上下垂直管もOK
映像や動画を取得
1:CADで3次元の図面を作成
2:図面ファイルをクラウドサーバーにアップロードします
3:図面ファイルをダウンロードし、タブレット端末上で設備の図面と画面を重ねて表示します
(準備中)
3D配管図をマッピング
1:配管の位置を確認
2:タップ操作で配管内の映像を表示
3:配置した設備を実際の画像と重ね合わせて表示
4:即座に設備リニューアルの見積もりをご提示
(2021年予定)
事例:排水管(雨水菅)の調査
配管タイプ(径)により、「たまご型」「先端可変スコープ型」もございます。
Φ75以上の排水管(集合管、トラップを除く)
(2021年予定)
(意匠及び仕様は異なる場合がございます)
φ 32以上:ガス管/給水管/排水管
φ 25 :ガス管/給水管
(2021年予定)
(意匠及び仕様は異なる場合がございます)
外壁調査
赤外線カメラ搭載ドローンによる外壁調査
従来の外壁調査は、屋上からロープやゴンドラを下したり、足場を組んで、直接作業員が打診棒を用いて実際に壁面をたたき、打撃音に異常があるかを耳で聞いて判断し、調査結果を図面化する方法でした。近年では、赤外線カメラを搭載したドローンによる調査により、低コスト・短期間・安全に実施できるようになりました。弊社でも最新型の専用ドローンにて調査を行っています。
ゴンドラやブランコの組み立てや、足場設置が不要であるため、ドローンとパイロット(安全管理者含む)のみで作業が可能となり、調査診断にかかるコストを抑えることができます。
足場の設置や撤去が不要なため、大幅に工期を短縮することができます。
作業員が高層で作業する必要がなく、転落等のリスクが無くなります。
ドローン飛行の際には、建物や第三者に危険が及ばないよう操縦者の他に安全管理者を配置し、安全対策を徹底しています。※天候状況によって作業日程の調整が必要となる場合がございます
目視や打診では見分けられない箇所や、見落としするような箇所も、高解像度の赤外線カメラであれば、画像として確認及び認識できます。
事例:マンションの外壁調査
高性能赤外線カメラにより、表面温度の違いにより外壁タイル「浮き部」を診断します。
可視カメラにより、外壁表面のヒビやシーリングの状態などを診断します。