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マンション大規模
修繕工事

経年に伴い劣化したマンションの建物や設備を定期的に修繕することです。
特に、普段実施するのが難しい大がかりな建物本体(躯体)を維持するための修繕や共用部分の改修をいいます。
概ね13年から16年程度の周期で行われるのが一般的とされています。
Flow
大規模修繕工事の流れ
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1
仮設工事
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2
下地補修工事
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3
タイル補修工事
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4
シーリング工事
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5
洗浄工事
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6
塗装工事
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7
防水工事
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8
その他工事
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検査
大切にしていること
マンションには沢山の居住者がいます。
工事の音や塗料の匂いなどにも配慮しながらの工事となり、
住民の安全を守り、様々な質問や要望に応えるのも大切な仕事になります。
Main contents
大規模修繕工事の主な内容
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仮設工事
最初に、各種工事を行うために足場を組み上げます。
同時に安全のために仮囲い、防護棚、飛散防止シートなども設置していきます。足場の設置には危険を伴い、倒壊や転落などの事故に繋がるため細心の注意をはらって進めます。
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下地補修工事
塗装前に建物の亀裂や、細かい傷などを補修する工事です。
コンクリートのひび割れや、モルタルの浮きなどを下地補修せずに放置すると、丁寧に塗装を行っても、すぐにひび割れが起きたり塗膜が剥がれてしまいます。
劣化の進行を止めることができず、建物自体の耐久性が失われてしまいます。 -
タイル補修工事
破損したタイルの交換や、浮き上がったタイルの再固定が行う工事です。
タイル間の目地の補修も重要で、これにより外壁の防水性と美観が向上します。タイル補修は、外壁の耐久性を高め、建物全体の価値を保持するために重要な工程です。
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シーリング工事
建物の外壁や仕上げ材の隙間をシーリング材で埋める工事のことです。
雨水や外気の浸入を防ぎ、建物の劣化を抑えることができます。
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洗浄工事
洗浄用の機械や薬剤を使い、外壁の汚れを落とす工事です。
長年にわたって雨や日光にさらされている外壁は、砂埃や雨水で汚れが付着しています。
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塗装工事
時間の経過とともに汚れが目立ってきた外壁や床などを新たに塗り直します。
美観を向上させる目的の他に、コンクリートの中性化防止や鉄筋の腐食防止という軀体の保護を行う重要な目的があります。
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防水工事
建物の屋上や階段、廊下などに防水処理を施す工事です。
主な目的は雨水や湿気の侵入を防ぎ、建物の構造材の腐食や劣化を防ぐことです。
これにより、建物全体の寿命を延ばすことができます。 -
その他工事
金物工事・建具工事
マンションに設置された建具や金物も経年劣化は避けられません。
設置年数に応じて修繕もしくは取替が必要になります。